ご飯の魅力を語ろう

vol.1柏原ゆきよさん

管理栄養士
一般社団法人 日本健康食育協会代表理事
一般社団法人 食アスリート協会 副代表理事
一般社団法人 日本こども成育協会 アドバイザー

動画の内容をインタビュー記事で読めます

ご飯中心の食事で、
元気に長生きできる体を手に入れる #2

情報があふれる現代だからこそ
「食選力」を身に付けることが大切です
これまでにアスリート、妊娠中の方、会社員、モデル、高齢者など、さまざまな方の食事サポートを行ってきました。健康のためにお金をかけている方とも多数関わりましたが、健康のために様々なことを実践されているわりには、あまり健康的ではないということも少なくありませんでした。体のためにやっていることが間違っていたり、正しくない情報によって結果が出ていないといったケースがとても多かったのです。そういった方たちに、より効果的で長く続けても安心な食事をお伝えできたら、それだけで日本には健康な人がぐっと増えるのではないか、そう思いました。
「食育」というと子どものためのものというイメージがありますが、子どもの食環境を作っているのは親や周囲の大人です。そこで私たちは大人に対する食育を行っています。
間違ったダイエットに飛びついたり、メタボであったりと、お父さんやお母さん自身の食生活がちゃんとしていない人が多い時代です。また、スムージーだけ飲んでいるとか、断食を繰り返すとか、偏った食事をしている人も少なくありません。氾濫する情報に振り回され、「普通に・ちゃんと・食べる」ということ自体がわからなくなっている人が増えている気がします。そんな時代だからこそ、健康のために何をどうやって選び、食べるのかという「食選力」を身に付けることが大切なのです。
アスリートは食べることもトレーニング。
「食トレ」でしっかり食べられる胃腸を育てます
私が副代表を務めている食アスリート協会では、ご飯を主体とした食事プログラムでアスリートをサポートする指導者を育てています。アスリートは運動によって消費したエネルギー分の、適切な量の食事を取ることが大事なのですが、私たちはこれをカロリーで計算するのではなく、ご飯を食べる量で設定しています。カロリー計算は面倒ですが、ご飯を食べる量なら誰でもわかるので、アスリート自身が実践しやすいというメリットもあります。ご飯をどれだけの量、どのようなタイミングで食べるとアスリートのパフォーマンス向上につながり健康管理もできるかということを教えているので、ほとんど「ご飯の食べ方教室」のようです。
かなりの量のご飯を食べないと体力を維持できない競技もあり、どれだけご飯を食べられるかは胃腸の強さで決まります。ですから私たちは食事もトレーニングとしてとらえ「食トレ」と称し、必要な分だけ食べられる胃腸を育てるという指導も行っています。胃腸はほとんど筋肉でできているので、正しく「食べ込む」と、胃腸も強く育っていきます。食アスリート協会が育てた指導者たちは全国各地で強化選手などをサポートしているので、2020年の東京オリンピックでそういう選手が活躍してくれたらうれしいですね。
#3へ続く